新卒で入社した会社を1〜3年で辞めてしまった「第二新卒」の方で、警備員への転職を考えていませんか?
結論から言うと、第二新卒は警備業界で歓迎される人材です。早期離職の経歴があっても、若さとポテンシャルを評価されて積極的に採用されています。
この記事では、第二新卒が警備員に転職するメリット・注意点・成功のポイントを詳しく解説します。
第二新卒とは?警備業界での位置づけ
まず、第二新卒の定義と警備業界での評価を確認しましょう。
第二新卒の定義
第二新卒とは、一般的に以下の条件に当てはまる人を指します。
- 新卒で就職後、1〜3年以内に離職した人
- 年齢は概ね25歳前後まで
- 正社員経験がある(短期間でも)
つまり、「社会人経験はあるが、まだ若い転職者」という位置づけです。
警備業界での第二新卒の評価
警備業界では、第二新卒は以下の理由から好意的に受け止められています。
- 若さ:体力があり、長期勤続が期待できる
- 社会人経験:ビジネスマナーの基礎が身についている
- 柔軟性:新しい環境に適応しやすい
- 成長ポテンシャル:資格取得やキャリアアップが見込める
早期離職の経歴を気にする業界もありますが、警備業界は人柄と意欲を重視するため、経歴よりも「これから長く働けるか」が評価されます。
第二新卒が警備員に採用される理由
なぜ第二新卒は警備業界で採用されやすいのか、具体的な理由を解説します。
警備業界は慢性的な人手不足
警備業界の有効求人倍率は常に6倍以上と高水準です。人手不足が続いているため、若くて意欲のある第二新卒は貴重な人材として歓迎されます。
若手が不足している業界構造
警備員の平均年齢は50代前半と高く、20代は全体の約1割程度しかいません。そのため、20代前半の第二新卒は「若手」として非常に重宝されます。
将来の幹部候補として育成したいと考える会社も多く、採用のハードルは低いです。
社会人経験が即戦力になる
第二新卒は短期間でも正社員として働いた経験があります。
- 時間厳守の意識
- 報告・連絡・相談の基本
- ビジネスマナー
- 組織で働く心構え
これらは新卒にはない強みであり、警備業務でもすぐに活かせます。
早期離職を問わない採用文化
警備業界は異業種からの転職者が多く、様々な経歴の人が活躍しています。
- 前職を短期間で辞めた人
- フリーター経験がある人
- 複数回の転職経験がある人
こうした経歴を持つ人も多いため、第二新卒の早期離職を特別視しない文化があります。
第二新卒ならではの強み
第二新卒が警備員を目指すことには、明確な強みがあります。
体力と柔軟性がある
20代前半は体力面で最も充実している時期です。
- 夜勤や24時間勤務にも対応しやすい
- 屋外での交通誘導警備も可能
- 長時間の立ち仕事も苦になりにくい
体力があることは、配属先の選択肢を広げることにもつながります。
長期的なキャリア形成ができる
第二新卒で警備員になれば、定年まで35〜40年のキャリアを築けます。
第二新卒からのキャリアパス例
- 1〜2年目:現場経験を積みながら施設警備2級を取得
- 3〜5年目:1級資格取得、現場リーダーへ
- 10年目:班長・隊長として現場管理
- 15年目以降:指導教育責任者や管理職
20代後半〜30代で始めるよりも、時間をかけてじっくりキャリアを築けます。
→ 詳しくは「警備員のキャリアパス完全ガイド|一般警備員から管理職」で解説しています。
社会人としての基礎がある
第二新卒は短期間でも社会人経験があるため、以下のスキルが身についています。
- 敬語の使い方
- メールや電話の対応
- 時間管理
- 報告・連絡・相談
これらは研修で教わる内容ですが、すでに身についていればスタートダッシュを切れます。
失敗経験を活かせる
前職を早期離職した経験は、必ずしもマイナスではありません。
- 「自分に合わない仕事がわかった」
- 「次こそ長く働きたいという意欲がある」
- 「失敗から学んだことがある」
面接では、早期離職の理由と、そこから学んだことを前向きに伝えることが大切です。
第二新卒の注意点・課題
第二新卒が警備員になる際には、注意すべき点もあります。
早期離職の理由を整理する
面接では「なぜ前職を辞めたのか」を必ず聞かれます。以下のような回答は避けましょう。
NG回答例
- 「上司と合わなかった」
- 「仕事がつまらなかった」
- 「残業が多すぎた」
OK回答例
- 「社会貢献を実感できる仕事がしたいと考えた」
- 「長く働ける安定した環境を求めた」
- 「前職で○○を学び、それを活かせる仕事を探していた」
早期離職の理由は、ネガティブをポジティブに言い換えることが重要です。
「またすぐ辞めるのでは」という懸念を払拭する
採用担当者が最も気にするのは「またすぐ辞めないか」という点です。
払拭するためのアピール
- 「警備業界で資格を取得し、長くキャリアを積みたい」
- 「5年後、10年後も御社で働いていたい」
- 「前職の反省を活かし、今度こそ腰を据えて働きたい」
具体的なキャリアプランを示すことで、長期勤続の意思を伝えましょう。
給与は新人水準からスタート
第二新卒で入社する場合、前職の給与に関係なく新人水準からスタートします。
- 入社直後の年収:約280〜320万円
- 資格取得後:約320〜380万円
ただし、若いうちに始めれば、資格取得と昇進で着実に年収を上げていくことができます。
→ 詳しくは「警備員の年収を徹底分析|平均給与・業務別・年齢別」で解説しています。
資格取得を計画的に進める
第二新卒の強みは「時間がある」ことです。入社後は計画的に資格取得を進めましょう。
第二新卒におすすめの資格取得順序
- 入社〜1年目:施設警備2級または交通誘導警備2級
- 2〜3年目:1級資格
- 5年目以降:警備員指導教育責任者
資格を取得することで、手当がつき年収アップにつながります。
→ 詳しくは「警備業務検定とは|6種類の資格と取得方法を完全解説」で解説しています。
第二新卒で転職成功するポイント
第二新卒で警備員への転職を成功させるには、以下のポイントを押さえましょう。
前職の経験をポジティブに伝える
短期間でも前職で得た経験は必ずあります。それを警備業務に活かす視点でアピールしましょう。
| 前職 | 活かせる経験 |
|---|---|
| 営業職 | コミュニケーション力、顧客対応 |
| 接客・サービス業 | ホスピタリティ、マナー |
| 事務職 | 正確性、文書作成、報告スキル |
| 製造業 | 安全意識、ルーティンワーク |
| IT系 | 論理的思考、システム操作 |
「前職で○○を学び、警備業務でこう活かしたい」と具体的に説明しましょう。
長期勤続の意思を明確に示す
面接では「長く働きたい」という意思を繰り返し伝えましょう。
効果的なアピール例
- 「警備業界で専門性を高め、将来は資格を取得して現場責任者を目指したい」
- 「前職では○○が合わなかったが、警備の仕事は自分に向いていると感じた」
- 「御社で腰を据えて、定年まで働きたいと考えている」
会社選びを慎重に行う
第二新卒だからこそ、「次は失敗したくない」という気持ちが強いはずです。会社選びは慎重に行いましょう。
チェックポイント
- 研修制度が充実しているか
- 資格取得支援制度があるか
- 若手の採用実績・定着率はどうか
- 勤務条件(夜勤の有無、シフトなど)が自分に合うか
- 社風や人間関係の評判
→ 詳しくは「警備会社の選び方|大手と中小・ホワイト企業の見分け方」で解説しています。
志望動機を明確にする
「なぜ警備員なのか」を明確に説明できるようにしましょう。
志望動機の例
- 「社会の安全を守る仕事に魅力を感じた」
- 「資格を取得してキャリアアップできる点に惹かれた」
- 「幅広い年齢層が活躍している業界で、長く働けると思った」
- 「前職の○○の経験を活かせると考えた」
→ 詳しくは「警備員の志望動機の書き方|未経験者向け例文とポイント」で解説しています。
よくある質問
Q1: 早期離職でも本当に採用されますか?
採用されます。警備業界は人柄と意欲を重視するため、早期離職の経歴だけで不採用にはなりません。
ポイントは以下の通りです。
- 離職理由を前向きに説明できること
- 長期勤続の意思を示すこと
- 前職の経験を活かす姿勢を見せること
Q2: 新卒で就職せずにフリーターだった場合は?
フリーターからの転職も可能です。警備業界は学歴・職歴を問わない採用が一般的です。
フリーター期間中の経験(アルバイトなど)も、接客力やコミュニケーション力としてアピールできます。
Q3: 前職が1年未満でも大丈夫ですか?
大丈夫です。入社後3ヶ月や半年で辞めた場合でも、採用されるケースは多いです。
ただし、離職理由はより丁寧に説明する必要があります。「入社前と話が違った」「体調を崩した」など、やむを得ない理由があれば正直に伝えましょう。
Q4: 第二新卒と20代転職、どう違いますか?
第二新卒は20代転職の一種ですが、以下の特徴があります。
- 第二新卒:新卒入社後1〜3年以内の離職者(25歳前後まで)
- 20代転職:20代全般の転職者(経験年数は問わない)
第二新卒は「早期離職」という経歴がありますが、その分「失敗を糧に成長できる人材」として評価されることもあります。
→ 20代の転職全般については「20代で警備員に転職|未経験から始める完全ガイド」も参考にしてください。
Q5: 新卒で警備員になるのとどちらがいい?
どちらも良い選択です。それぞれのメリットは以下の通りです。
新卒入社のメリット
- 最初から警備業界でキャリアを積める
- 研修から丁寧に教育を受けられる
第二新卒入社のメリット
- 他業界の経験を活かせる
- 社会人としての基礎がある
- 「警備業界を選んだ」という明確な意思がある
どちらのルートでも、意欲次第でキャリアを築けます。
次のステップ
第二新卒で警備員への転職を決意したら、次は具体的な準備を始めましょう。
転職準備の5ステップ
- 未経験から警備員になる完全ガイド|採用条件・研修制度で全体像を把握
- 警備会社の選び方|大手と中小・ホワイト企業の見分け方で会社を選ぶ
- 警備員の履歴書の書き方|採用される記入例とポイントで書類を準備
- 警備員の志望動機の書き方|未経験者向け例文とポイントで志望動機を固める
- 警備員の面接対策|よく聞かれる質問と回答例を完全網羅で面接に備える
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第二新卒は「若さ」と「社会人経験」の両方を持つ貴重な存在です。早期離職を後ろめたく思わず、自信を持って転職活動に臨んでください。













