「交通誘導警備業務2級って、未経験でも取れるの?」「試験は難しい?」
結論からお伝えすると、交通誘導警備業務検定2級は18歳以上なら誰でも受験可能です。実務経験は一切必要ありません。
この記事では、2026年の最新試験日程、特別講習と直接検定の違い、費用、おすすめの学習アプリ、落ちる人の特徴まで、合格に必要な情報を網羅的に解説します。
交通誘導警備業務検定2級とは
交通誘導警備業務検定2級は、警備業法に基づく国家資格です。正式名称は「交通誘導警備業務検定2級」で、道路工事現場やイベント会場での車両・歩行者誘導を行う「2号警備業務」の専門性を証明します。
警備業の検定資格の中で最も受験者が多い資格であり、交通誘導警備員としてのキャリアの第一歩となります。
なぜ需要が高いのか?配置基準を解説
警備員等の検定等に関する規則第2条により、以下の場所では検定合格警備員の配置が法律で義務付けられています。
| 配置が必要な場所 | 必要人数 |
|---|---|
| 高速自動車国道・自動車専用道路 | 1名以上 |
| 各都道府県公安委員会が指定する路線 | 1名以上 |
資格保有者は「交通誘導警備員A」、未取得者は「交通誘導警備員B」と呼ばれます。指定路線での警備業務には必ずAの配置が必要なため、有資格者は会社から重宝され、資格手当の対象となります。
各都道府県の指定路線は、北海道警察、福岡県警察、高知県警察など各県警のサイトで確認できます。
警備業務検定の種類について詳しくは、「関連記事:警備業務検定とは|6種類の資格と取得方法を完全解説」をご覧ください。
未経験でも取得できる?受験資格を解説
交通誘導警備業務検定2級は、18歳以上であれば誰でも受験可能です。
警備業界で働いた経験がなくても、アルバイトやパートの経験がなくても問題ありません。「警備員になろうとする者」向けの講習も用意されており、未経験から資格取得を目指せます。
1級との違い
| 項目 | 2級 | 1級 |
|---|---|---|
| 受験資格 | 誰でも可(18歳以上) | 2級取得後、実務経験1年以上 |
| 役割 | 現場での誘導業務 | 現場責任者・指導者 |
| 合格率(特別講習) | 60〜70% | 約61% |
1級を受験するには、2級取得後に1年以上の実務経験が必要です。まずは2級の取得がキャリアの第一歩となります。
未経験から警備員を目指す方は、「関連記事:未経験から警備員になる完全ガイド|採用条件・研修制度」も参考にしてください。
資格取得の2つの方法【特別講習 vs 直接検定】
交通誘導警備業務検定2級を取得するには、特別講習と直接検定の2つの方法があります。
特別講習とは
警備員特別講習事業センターなど、国家公安委員会の登録を受けた講習機関が実施する講習会です。学科講習と実技講習を受けた後、修了考査に合格すると資格が取得できます。
現役警備員向け講習(2日間)
| 内容 | 時間 |
|---|---|
| 学科講習 | 7時限(1時限50分) |
| 実技講習 | 5時限 |
| 修了考査 | 4時限 |
| 受講料 | 33,000円(税込) |
未経験者向け講習(約6日間)
| 内容 | 時間 |
|---|---|
| 学科講習 | 28時限 |
| 実技講習 | 14時限 |
| 修了考査 | 4時限 |
| 受講料 | 79,200円(税込) |
※費用は警備員特別講習事業センターを参照
修了考査の合格基準は、学科・実技ともに90点以上です。
直接検定とは
講習を受けずに、各都道府県の公安委員会が実施する検定試験を直接受験する方法です。独学で学科・実技の両方に合格する必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験料 | 14,000円 |
| 合格基準 | 学科・実技ともに90点以上 |
どちらを選ぶべき?比較表
| 比較項目 | 特別講習 | 直接検定 |
|---|---|---|
| 費用 | 33,000〜79,200円 | 14,000円 |
| 合格率 | 60〜70% | 20〜40% |
| 学習サポート | 講師から直接指導 | 独学 |
| 実技練習 | 講習内で練習可能 | 自主練習のみ |
| おすすめ | 初めて受験する方 | 費用を抑えたい経験者 |
特別講習の合格率は平均して6割台です。警備員特別講習事業センターの累計データ(平成18年〜令和5年)では59.8%となっています。
一方、直接検定の合格率は**20〜40%**と低く、試験問題が講習の修了考査よりも難しいこと、実技試験でも厳しく評価されることが理由です。
初めて受験する方は、特別講習がおすすめです。費用は高くなりますが、講師から実技指導を受けられるため、合格率が大幅に上がります。多くの警備会社では資格取得費用を会社が負担してくれるため、入社前に確認しておきましょう。
2026年 試験日程
直接検定(警視庁)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 学科試験 | 2025年11月8日(土) |
| 実技試験 | 2026年1月24日(土) |
| 電話受付 | 2025年9月25日〜26日 |
| 申請受付 | 2025年10月1日〜3日 |
| 受験料 | 14,000円 |
| 定員 | 45名 |
特別講習(東京都)
| 日程 | 会場 | 予備講習 |
|---|---|---|
| 2026年2月26日〜27日 | 研修センターふじの | 2月16日〜17日 |
| 2026年3月12日〜13日 | 研修センターふじの | 3月2日〜3日 |
| 2026年3月18日〜19日 | 研修センターふじの | 3月9日〜10日 |
出典:東京都警備業協会
特別講習(大阪府)
| 日程 | 会場 | 定員 |
|---|---|---|
| 2026年3月7日〜8日 | 大東 | 80名 |
| 2026年3月21日〜22日 | 本田 | 80名 |
出典:大阪府警備業協会
その他の地域
各都道府県の講習日程は、以下で確認できます。
申し込みは会社単位で受け付けている協会が多いため、所属する警備会社を通じて申し込みましょう。
※日程は変更される場合があります。最新情報は各協会の公式サイトでご確認ください。
試験内容
学科試験
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題数 | 20問 |
| 試験時間 | 60分 |
| 合格基準 | 90%以上(18問以上正解) |
| 形式 | 5択マークシート |
出題範囲
- 警備業法の基本
- 道路交通法(交通規制、標識の意味)
- 憲法・刑法の基礎知識
- 交通誘導の基本原則(片側交互通行、誘導灯の使い方)
- 緊急時の対応(事故発生時の通報手順、応急措置)
- 資機材の使用方法
学科試験の出題範囲と配点は、警視庁の公式PDFで確認できます。
実技試験
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合格基準 | 90点以上 |
主な試験科目
- 素手による合図:後進誘導、停止の合図
- 大旗を利用した合図:基本の合図要領
- 誘導灯を使用した合図:徐行・停止・進行・後進・幅寄せ
- 事故対応:二次災害防止要領、負傷者の搬送要領
- 護身術:徒手による護身術
- 連絡要領:警察機関等への連絡要領
実技試験では、動作の正確さ、声の大きさ、安全確認の徹底が評価されます。誘導灯は肩の高さで水平に大きく振り、「お待ちください」「ご通行ください」と大きな声で誘導することが重要です。
交通誘導警備の具体的な仕事内容については、「関連記事:交通誘導警備の仕事|道路工事現場の1日と資格」をご覧ください。
合格率と落ちる人の特徴【体験談】
最新の合格率データ
| 方式 | 合格率 | 出典 |
|---|---|---|
| 特別講習(累計H18〜R5) | 59.8% | 警備員特別講習事業センター |
| 特別講習 再試験(累計) | 46.0% | 警備員特別講習事業センター |
| 直接検定 | 20〜40% | - |
特別講習を受講した場合の合格率は60〜70%、直接検定は**20〜40%**です。
落ちる人の共通点
Yahoo!知恵袋や体験談によると、不合格になる人には以下の共通点があります。
- 練習不足:仕事が忙しく、試験対策をせずに受験する
- 甘く見ている:「車の免許と同じだよ」という先輩の言葉を信じて勉強しない
- 実技の練習不足:誘導動作を体に覚え込ませていない
- 声が小さい:試験官に聞こえない声量で誘導してしまう
- 採点基準を把握していない:形はできていても、基準から逸脱している
訓練内容は交通誘導の基本動作、警笛の使用方法、緊急時の対応など多岐にわたるため、特別講習講師からの指導を受けることが効果的です。
合格するための学習計画
試験1ヶ月前から
- 学科対策:毎日10〜20問のアプリ学習
- 実技対策:鏡の前で誘導動作を練習
- 声出し練習:大きな声を出す習慣をつける
試験1週間前から
- 総合演習:アプリで模擬試験
- 苦手分野の復習:間違えた問題を繰り返す
- 動作の最終確認:動画撮影でチェック
試験前日
- 深呼吸で緊張をほぐす練習
- 持ち物の確認
過去問・問題集の入手方法
おすすめ学習アプリ3選
スマートフォンで手軽に学習できるおすすめアプリを紹介します。
| アプリ名 | 問題数 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 交通誘導警備業務検定2級 試験対策問題集 | 700問以上 | 分野別・総合演習あり、難易度高め | ★★★★★ |
| 交通誘導警備業務検定2級~警備員試験対策~ | 84問 | 初心者向け、シンプル操作、文字が大きい | ★★★★☆ |
| ミライズ交通誘導警備2級学科 | 100問 | 法人向け、成績記録機能、振り仮名あり | ★★★★☆ |
最もおすすめは「試験対策問題集」アプリです。700問以上の問題を無料で解けて、実際の試験レベルに対応しています。10問ごとに広告が表示されますが、スキマ時間の学習に最適です。
※上記はAndroid版です。iOS版は別途App Storeで検索してください。
オンライン問題集サイト
| サイト名 | 特徴 |
|---|---|
| 警備員検定2級問題集 | ○×形式、無料、道路交通法・資機材問題あり |
購入できる書籍・問題集
公式の問題集は東京都警備業協会や全国警備業協会で購入できます。
過去問から出題されることも多いため、問題集を繰り返し解くことが合格への近道です。
効率的な学習のコツ
合格率90%超の警備会社が推奨する学習法:
- スキマ時間を活用:警備の小休憩中に1問、昼休みに5問
- 毎日継続:1日10〜20問を目標に
- 苦手分野を重点的に:間違えた問題を記録し、繰り返し復習
資格取得後のメリット
資格手当で年収アップ
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 月額資格手当 | 5,000〜10,000円 |
| 年間換算 | 60,000〜120,000円 |
| 日給上乗せ | 500〜1,000円 |
大手警備会社ほど資格手当が高い傾向にあり、複数の資格を持つとさらに加算されます。資格取得にかかる費用は会社が負担するケースが多いため、実質的な負担なく年収アップが実現できます。
警備員の給与について詳しくは、「関連記事:警備員の年収を徹底分析|平均給与・業務別・年齢別」をご覧ください。
キャリアアップ
- 現場責任者・リーダーへの昇進:多くの会社で2級保有が要件
- 1級取得への道:2級取得後、実務経験1年以上で受験可能
- 転職で有利:有資格者は需要が高く、即戦力として評価される
警備業界でのキャリアパスについては、「関連記事:警備員のキャリアパス完全ガイド|資格・昇進・年収」も参考にしてください。
まとめ
交通誘導警備業務検定2級は、18歳以上なら誰でも受験可能な国家資格です。
この記事のポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験資格 | 実務経験不要、未経験でもOK |
| 取得方法 | 特別講習(合格率60〜70%)または直接検定(合格率20〜40%) |
| 費用 | 特別講習33,000〜79,200円、直接検定14,000円 |
| 試験内容 | 学科20問(90%以上)+実技(90点以上) |
| メリット | 月5,000〜10,000円の資格手当、キャリアアップ |
初めて受験する方は、特別講習の受講がおすすめです。講師から実技指導を受けられ、合格率が大幅に上がります。
2026年の試験日程を確認し、計画的に準備を進めましょう。学習アプリや問題集を活用すれば、働きながらでも十分に合格を目指せます。
警備職でのキャリアアップを目指すなら、まず交通誘導警備業務2級の取得から始めてみてください。













