「警備員の資格、どれから取ればいい?」「未経験でも取れる資格は?」
警備員の資格は警備業務検定6種類と管理者資格2種類があり、どれを取得すべきか迷う方も多いでしょう。この記事では、すべての資格を難易度・合格率・受講資格の観点から比較し、あなたに最適な資格を提案します。
警備員の資格を難易度順にランキング【総合】
警備業務検定6種類と管理者資格2種類を、取得しやすさで総合ランキングにしました。
| 順位 | 資格名 | 合格率 | 未経験OK | 取得しやすさ |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 機械警備業務管理者 | 80%以上 | ○ | ★★★★★ |
| 2位 | 貴重品運搬警備業務検定2級 | 71.0% | △ | ★★★★★ |
| 3位 | 雑踏警備業務検定2級 | 70.9% | △ | ★★★★★ |
| 4位 | 施設警備業務検定2級 | 65.5% | △ | ★★★★☆ |
| 5位 | 核燃料物質等危険物運搬警備業務検定2級 | 65.1% | △ | ★★★★☆ |
| 6位 | 交通誘導警備業務検定2級 | 59.8% | △ | ★★★☆☆ |
| 7位 | 警備員指導教育責任者 | 70〜90% | × | ★★★☆☆ |
※合格率は警察庁「令和5年における警備業の概況」および各都道府県警備業協会の公表データより ※「未経験OK」は警備業界での実務経験なしで受講可能かどうか
注目ポイント: 機械警備業務管理者は合格率80%以上かつ未経験でも受講可能な唯一の管理者資格です。
【結論】未経験者が最初に取るべき資格
警備業界未経験の方が最初に取得すべき資格は機械警備業務管理者です。
なぜ機械警備業務管理者がおすすめなのか
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 実務経験不要 | 20歳以上なら誰でも受講可能 |
| 高い合格率 | 80%以上(講習をしっかり受ければ合格) |
| 短い講習期間 | 4日間で取得可能 |
| 転職に有利 | セコム・ALSOKなど機械警備会社への転職で評価される |
| 管理者資格 | 法的に配置義務のある希少資格 |
警備業務検定は実務経験がないと独学での合格が難しいですが、機械警備業務管理者は講習を受ければ未経験でも十分合格できます。
詳しくは「機械警備業務管理者とは?誰でも取得可能な管理者資格を徹底解説」をご覧ください。
警備業務検定6種類の難易度比較
警備業務検定は6種類あり、それぞれに1級と2級があります。警察庁「令和5年における警備業の概況」の特別講習修了考査の累計データをもとに、合格率を比較します。
2級の合格率ランキング
| 順位 | 検定名 | 合格率 | 取得しやすさ |
|---|---|---|---|
| 1位 | 貴重品運搬警備業務検定 | 71.0% | ★★★★★ |
| 2位 | 雑踏警備業務検定 | 70.9% | ★★★★★ |
| 3位 | 施設警備業務検定 | 65.5% | ★★★★☆ |
| 4位 | 核燃料物質等危険物運搬警備業務検定 | 65.1% | ★★★★☆ |
| 5位 | 交通誘導警備業務検定 | 59.8% | ★★★☆☆ |
※空港保安警備業務検定は詳細データ非公開のため除外
1級の合格率ランキング
| 順位 | 検定名 | 合格率 | 取得しやすさ |
|---|---|---|---|
| 1位 | 貴重品運搬警備業務検定 | 82.4% | ★★★★★ |
| 2位 | 核燃料物質等危険物運搬警備業務検定 | 77.4% | ★★★★★ |
| 3位 | 雑踏警備業務検定 | 69.1% | ★★★★☆ |
| 4位 | 施設警備業務検定 | 62.8% | ★★★★☆ |
| 5位 | 交通誘導警備業務検定 | 61.3% | ★★★☆☆ |
難易度の要因分析
交通誘導が難しい理由
交通誘導警備業務検定2級の合格率が59.8%と低い理由:
- 実技試験の比重が高い:誘導動作、声の大きさ、安全確認など
- 受験者数が多い:母集団が大きく、準備不足の受験者も含まれる
- 現場経験との乖離:普段の業務と試験の求める動作が異なる場合がある
貴重品運搬の合格率が高い理由
貴重品運搬警備業務検定の合格率が高い理由:
- 受験者の質が高い:専門性の高い業務に従事している経験者が多い
- 実務との関連性:試験内容が日常業務と直結している
- 事前教育の充実:現金輸送会社での研修が充実している
各検定の詳細は「警備業務検定とは|6種類の資格と取得方法を完全解説」をご覧ください。
管理者資格2種類の難易度比較
警備業界には2つの管理者資格があります。キャリアアップを目指すなら、どちらかの取得を目標にしましょう。
| 比較項目 | 機械警備業務管理者 | 警備員指導教育責任者 |
|---|---|---|
| 合格率 | 80%以上 | 70〜90% |
| 受講資格 | 誰でも可(20歳以上) | 実務経験3年以上 or 検定資格 |
| 講習期間 | 4日間 | 5〜7日間 |
| 費用 | 約48,800円 | 34,000〜47,000円 |
| 配置義務 | 機械警備の基地局ごと | 営業所ごと・業務区分ごと |
機械警備業務管理者(誰でもOK・合格率80%以上)
**最大の特徴は「実務経験不要」**です。20歳以上であれば、警備業界で働いたことがない方でも受講できます。
- 合格率:80%以上
- 講習期間:4日間
- 費用:約48,800円(受講料+交付手数料)
- 受講資格:20歳以上(実務経験不要)
警備業界への転職を考えている方は、入社前に取得しておくと有利です。
詳しくは「機械警備業務管理者とは?誰でも取得可能な管理者資格を徹底解説」をご覧ください。
警備員指導教育責任者(実務経験必要・合格率70〜90%)
警備員の指導・教育を行う責任者の資格です。実務経験が必要なため、現役警備員がキャリアアップのために取得します。
- 合格率:70〜90%
- 講習期間:5〜7日間(業務区分による)
- 費用:34,000〜47,000円
- 受講資格:
- 直近5年間に3年以上の実務経験、または
- 2級検定合格後1年以上の実務経験、または
- 1級検定合格者
詳しくは「警備員指導教育責任者になるには|資格要件・講習内容・年収を徹底解説」をご覧ください。
管理者資格の比較は「警備員の管理者資格ガイド|指導教育責任者と機械警備業務管理者を徹底解説」で詳しく解説しています。
キャリア別おすすめ資格
あなたの状況に応じた、おすすめの資格を紹介します。
未経験者 → 機械警備業務管理者
警備業界未経験の方は、まず機械警備業務管理者から取得しましょう。
理由:
- 実務経験不要で受講できる唯一の管理者資格
- 講習4日間で取得可能
- セコム・ALSOKなど機械警備会社への転職で有利
【未経験者の資格取得ルート】
機械警備業務管理者 取得
↓
警備会社に入社(実務経験を積む)
↓
警備業務検定2級 取得
↓
警備員指導教育責任者 取得
現役警備員(施設警備) → 施設警備業務検定2級
オフィスビルや商業施設で働いている方は、施設警備業務検定2級がおすすめです。
理由:
- 合格率65.5%で比較的取得しやすい
- 現在の業務に直結する
- 資格手当で月5,000〜10,000円アップ
詳しくは「施設警備業務検定2級とは?未経験から資格を取得する方法」をご覧ください。
現役警備員(交通誘導) → 交通誘導警備業務検定2級
道路工事現場で働いている方は、交通誘導警備業務検定2級がおすすめです。
理由:
- 警備業務検定で最も受験者が多い人気資格
- 公共工事では資格保有者の配置が義務化されている現場も
- 需要が非常に高く、転職でも有利
詳しくは「交通誘導警備業務2級とは?未経験から資格を取得する方法」をご覧ください。
管理職を目指す → 警備員指導教育責任者
営業所の責任者や管理職を目指す方は、警備員指導教育責任者を目指しましょう。
理由:
- 営業所への配置が法的に義務付けられた資格
- 管理職待遇で年収+100〜150万円も可能
- 独立開業時にも必須
詳しくは「警備員指導教育責任者になるには|資格要件・講習内容・年収を徹底解説」をご覧ください。
資格手当の比較
資格を取得すると、多くの警備会社で資格手当が支給されます。
警備業務検定の資格手当
| 検定名 | 2級(月額) | 1級(月額) |
|---|---|---|
| 施設警備 | 5,000〜10,000円 | 10,000〜20,000円 |
| 交通誘導 | 5,000〜10,000円 | 10,000〜20,000円 |
| 雑踏警備 | 5,000〜10,000円 | 10,000〜20,000円 |
| 貴重品運搬 | 5,000〜15,000円 | 10,000〜25,000円 |
| 空港保安 | 5,000〜15,000円 | 10,000〜25,000円 |
管理者資格の資格手当
| 資格名 | 資格手当(月額) |
|---|---|
| 機械警備業務管理者 | 10,000〜30,000円 |
| 警備員指導教育責任者 | 20,000〜50,000円 |
複数の資格を取得すると、それぞれに資格手当が支給される会社もあります。年収アップについては「警備員の年収を徹底分析|平均給与・業務別・年齢別」をご覧ください。
まとめ:自分に合った資格を選ぼう
警備員の資格難易度と選び方をまとめました。
難易度ランキング(取得しやすい順)
| 順位 | 資格名 | 合格率 | 未経験OK |
|---|---|---|---|
| 1位 | 機械警備業務管理者 | 80%以上 | ○ |
| 2位 | 貴重品運搬警備業務検定2級 | 71.0% | △ |
| 3位 | 雑踏警備業務検定2級 | 70.9% | △ |
| 4位 | 施設警備業務検定2級 | 65.5% | △ |
| 5位 | 交通誘導警備業務検定2級 | 59.8% | △ |
キャリア別おすすめ資格
ポイント:
- 未経験者は機械警備業務管理者から取得
- 現役警備員は今の業務に直結する検定を取得
- 管理職を目指すなら指導教育責任者を目指す
自分のキャリア目標と現在の状況を考慮して、最適な資格を選んでください。資格取得で警備員としてのキャリアを大きく広げましょう。













